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ほっと一言

所長の細谷有子のブログです。

ほっと一言
2019年4月18日

令和

「令和」という元号を初めて見たとき、どのように感じましたか?
私は、何となく違和感を覚えました。
何故でしょう? 響きなのか文字の印象なのか? 
多分「令」という文字が、元号に使われたのが初めてだったということも
あるのでしょう。
それでも何度か耳にするようになって、柔らかい丸みを帯びた響きと
込められた意味を知ることによって、だんだんと親しみを感じるようになっ
てきたのも事実です。

新元号「令和」の意味は、阿部総理の発表によれば

     春の訪れを告げ、
      見事に咲き誇る梅の花のように
     一人ひとりが明日への希望とともに、
それぞれの花を大きく咲かせることができる、
そうした日本でありたいとの願いを込め、決定した。

  日経新聞(2019年4月2日号)より引用

明日への希望と共に、日本人1人ひとりが大きな花を咲かせる 事ができる
時代でありたいとの願いが込められているそうです。

「平成」は日本にとって戦争のない時代でしたが、災害も多く波乱に満ちた
時代でした。短かったように感じていましたが、31年も続いたんですね。
昭和の価値観を背負っている私にとって、「平成」は日本人が大切にしてきた
価値観や生き方が大きく変化した(崩れた)時代だったように感じられます。
  

「令和」という時代は、どのような時代になるのでしょうか?

「令和」という言葉は、日本最古の歌集「万葉集」の”梅花の歌”から採用
されているそうです。

    初春の令月にして、 
    気淑(よ)く風和ぎ、
梅は鏡前の粉(こ)を披(ひら)き、
蘭は珮後(はいご)の香を薫(かをら)す。

( 春の初めの良い月に爽やかな風が柔らかく吹いている
その中で梅の花が 美しい女性が鏡の前でおしろいをつけている
   かのように白く美しく咲き
宴席は高貴な人が身に付ける香り袋の香りのように漂っている)

もう一度「日本」という国に思いを馳せて、我々の中に秘めてあるルーツ
を思い出してみたいような気がします。