テーマは「いかに生き残るか」 - 中央区 日本橋 茅場町の税理士事務所 - 細谷有子税理士事務所
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ほっと一言

所長の細谷有子のブログです。

ほっと一言
2021年7月21日

テーマは「いかに生き残るか」

  ここ2~3日、通勤時間帯の 門前仲町から茅場町への渋滞が酷い。
オリンピック期間 高速料金が値上がりしている影響らしい。
「東京オリッピック」が決まった時の喜びはどこへ行ったのか? という程
不祥事が続き、コロナに飲み込まれ・・・もう2日後には開会式というのに
選手たちがかわいそうなほど盛り上がりに欠ける祭典の様相を呈している。
事故も起こらず何とか無事閉幕し、日本全体がもう少し落ち着きを取戻して
欲しいものです。

  
 今年の前半は、コロナ関連の助成金手続き・融資手続きが続き、少し
でも顧問先の助けになればと、スタッフ一同積極的にサポートしてきました。
ただ残念なことに、それらもだんだん規模が縮小され、手続きも煩雑になり、
スピード感もなくなって来ている様に感じられます。

それでも、先日の東京商工リサーチの倒産状況の解説によれば
  
  2021年上半期の倒産(負債1,000万円以上)は3,044件で過去50年間で
  バブル末期に次ぐ2番目の低水準だった。
  年初の見通しでは、2021年の企業倒産は1万件、休廃業・解散は5万3千
  件に達する予定だった。しかし政府や自治体による給付金、助成金や
  ゼロゼロ融資などの支援継続の効果で、倒産の抑制が続いている。
  現状では、年間1万件には届かないだろう。
  ワクチンの接種状況など引き続き不透明な要素もあり、2020年の7,773
  件を下回る可能性もある。
  3月に終了予定だった政府系金融機関での「ゼロゼロ融資」などの
  支援策の継続もあり、新たな見通しは年間で7,000件前後を見込んでいる。

としているが、その一方で

 ・破産が全体の9割近くを占めている・・・コロナ禍で深刻な影響を
  受けた小・零細企業が事業再建を諦めて破産する状況が透けて見える。
 ・コロナ禍が長引く中で、業績が回復しなければ過剰債務に陥る。
  3社に1社が過剰債務といえる状況で、規模が小さい企業ほど、一時は
  資金繰りの助けになった支援(借入)が、返済開始のタイミングでは
  むしろ負担になってくる。
 
といった厳しい見通しを立て、コロナの影響は現実にとどまらず、
これから本番を迎える可能性もある。今後は息切れ倒産という形で、
夏以降、倒産件数は穏やかに増加していくだろう。と解説している。

 しかしながらコロナ禍でなくとも、企業の平均寿命は23.5年と言わ
れているそうで。起業してから10年継続できる企業は個人企業で11.6%
法人企業で35.9% というデーターもあるそうだ。

 どのような状況下であっても、経営者は「いかに生き残るか!!」を
テーマにして経営を行わなくてはならない。
そのために、今一度会社の現状を正しく把握し 経営計画を立てること
によって経営者の夢・理想・アイディア等をもとに”将来どのような
企業になっていたいのか”というあるべき姿を明確にしていく事が
ますます重要になってくるのではないだろうか。

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(ワクチン顛末記 その3)
2回目の接種 ・・・ 6/26日
何をそんなに心配していたのか・・・という程、あっけなく終わりました。
「若い人ほど副作用が強く出る」との言葉も馬耳東風!
若くなくてよかった・・と負け惜しみ??