事務所移転　木場から茅場町へ

散歩をしていると、どこからともなく金木犀の甘い香りがしてきて・・・
いつもこの時期またこの季節がやってきたんだと嬉しくなる。肌寒いくらいの澄んだ空気感が何とも心地いい。特に今年は、新事務所の隣にあるカヤバッチョというレストランの金木犀を毎日楽しんでいる。

今月6日に19年間慣れ親しんだ「江東区」から川を渡って「中央区」に移転した。　最寄駅だった「木場」からたった2つ目の「茅場町」への移動。思いつきの様に、何かに引っ張られる様に移転してきた・・というのが正直な感想で、気が付いたらもうこの地で動き出していた。

引っ越しの後、娘に「よくここまで頑張って来たよね」と言ったら、「家のライティングデスクで仕事をしていたの覚えている」と言われて、あゝそこから始めたんだっけ・・・と懐かしさが蘇ってきた。一生　税理士事務所に勤めて終わるつもりでいたのに、ふとしたきっかけで独立開業。　とはいっても、顧問先ゼロでのスタートでどうやって顧問先を見つけたらいいかもわからず右往左往していた日々。まずは娘の学校スケジュールが入り、父の予定が入り、家族の予定が入り、やっと仕事の予定を入れていた状態で、昼間はデスクワークが出来ず、夜子供が寝てから仕事をしていた日々。初めて自宅から独立した時。初めて従業員を雇った時のこと。木場の事務所への移転。

娘の一言でいろいろな場面がフラッシュバックしてきた。遅い独立で、紆余曲折があったけれど「これはこれで良かったんだな」と
思える「今」があることが有難い。この「節目」を新たなスタートとして、次の節目まで夢を追い続けたい。