自分自身の軸 - 中央区 日本橋 茅場町の税理士事務所 - 細谷有子税理士事務所
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ほっと一言

所長の細谷有子のブログです。

ほっと一言
2013年6月14日

自分自身の軸

 

空梅雨と言いながら、台風の影響もあってここ2~3日東京は雨です。
6月・・雨・・というと紫陽花がよく似合います。
江東区に事務所がある時は、桜の花が季節を教えてくれていましたが茅場町には桜が少なくオフィスビルに囲まれていて少々寂しい気がしていました。
ところがこの季節になって、通勤途中の永代通りの中央分離帯に、公園の片隅に、ビルの玄関わきに、交差点近くに・・・と紫陽花の花が一斉に咲き始め、思いがけない楽しみが出来ました。

季節はしっとりとした風情を呈していますが、日本経済は金融市場が大きく動揺している中、経済成長政策「アベノミクス」の効果をめぐる議論が激化しています。

THE WALL STREET JOURNALによると「アベノミクスによって数か月前から日本経済に対する楽観論が高まっていましたが、ここ3週間は株式・為替市場が乱高下し、一連の経済政策のおかげとされていた相場が大きく崩れた。
これを受けてエコノミストや市場参加者は瀕死の日本経済を活性化するための安倍首相の大胆な取り組みの効果について白熱した議論を交わしている」
とした上で、「支持者は、政策の効果が実体経済に浸透しつつあり、一部指標にこれが表れ始めていると主張する。・・・・一方、アベノミクスの新成長戦略が日本経済を根本的に立て直すために必要な踏み込んだ措置に欠けていたため不当な楽観論が後退したと主張する向きもある。」と分析しています。

”根拠なき熱狂の後の過度な失望感”といって警鐘を鳴らす見方もあれば”アベノミクスは有効で今後も効果を発揮し続ける”といった見方もある。

どう捉えるのかは個々様々で有ろうが、余りにも一喜一憂しているように思えてならない。
これだけ長い年月をかけて疲弊してきた日本経済が、数か月で蘇るはずが無いのは自明の理であるはずなのに・・・・何故そんなに結論を出したがるのか?
「木曜日の暗黒」「魔の木曜日」などと毎週市場の暴落が木曜日に起こっているという事実からしても、市場が完全にある思惑をもって動かされているのを感じる。
もう少し、目前の動きに振り回されず、自分自身の軸を持ちたいものである。

(事務所からのお知らせ)

「税制改正」の冊子を13日付けで発送致しました。
お時間のある時にでも、ぜひご一読ください。